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アルケミスト 夢を旅した少年 直観に従い行動を起こすことの大切さ

 

角川文庫のアルケミストという本を読みました。

 

訳者あとがきによると10年に一冊出るか出ないかの名著と世界的に評価されているそうです。日本語訳が少し読みづらいと感じるものの、教訓に溢れたすばらしい童話風の小説でした。物語のあらすじは以下の通りです

 

主人公の少年は宝物の夢をみました。

 

少年はその宝物を手に入れるために砂漠を旅してピラミッドにたどり着きます。

 

ところが探していた宝物は少年が例の夢を見た教会の木の下に埋まっていると知るのです。

 

少年は最終的に宝を手に入れました。

 

 

これだけを読むと旅は無駄だったのではないかと思うかもしれませんが、少年はこの上なく幸せだったんですね。なぜなら彼は常に直観に従って生きて、その中で多くの出会いと学びがあったからです。彼は旅の途中で運命の女性と出会い、「大いなる魂」について知り、ピラミッドの荘厳さに感動しました。

夢を追いかけたため後悔もありません(もちろん葛藤は描かれますが)。

 

 

よく人生は旅にたとえられますがまさにその通りだなと思わされた本でした。案外答えは目の前に転がっているのですがそれに気づかず苦労するのですよね。しかしすべての苦労も回り道も無駄ではないということです。

 直観と夢に従って精一杯生きるならば

 

 

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)